フリーランスにオススメの年金運用のiDeCo

フリーランス

フリーランス(個人事業主)は会社員と比較して年金でかなり不利になるのですが、iDeCoで年金運用するというものがあります。

iDeCoはNISAと違って全額控除になるので、非課税という事以上に節税効果があります。


iDeCoとは

https://shibaken.tech/freelance/nisa/

iDeCoは私的年金の制度になります。
ちなみに、公的年金は国民年金と厚生年金になります。

政府が老後2000万円の貯蓄が必要と言ってるのは、厚生年金を払ってる会社員ですら問題になると考えて自身で資産運用する為の私的年金の制度を整備していると思います。

そんな中、個人事業主は厚生年金には加入していないので、会社員より資産運用が必要になります。

個人事業主でも国民年金は支払いますが、掛け金は一律なので受給する時は月6万円程になります。
終身で支給されるというのはすばらしいのですが、この金額で生きていく事はできません。

預金して2000万円を用意するというのでも問題ないのですが、優遇の多いiDeCoを老後の資産の為に紹介したいと思います。


掛金

つみたてNISAだと月33,333円という上限がありましたが、iDeCoは支払っている公的年金によって上限が変わります。

会社員だと最大でも月23,000円ですが、個人事業主なら月68,000円まで投資できます。
年間で最大816,000円を非課税で積立てれます。

厚生年金のない個人事業主に自分で資産運用する事を意図した制度と思えますね。

ただ、年金の制度になるので受給できる年齢までは、一切お金を出せないので注意が必要です。


メリット

  1. 運用益に税金が掛からない
  2. 全額控除になる
  3. 死亡しても全額受取れる

1.運用益に税金が掛からない

NISA同様に約20%の税金が非課税になります。

2.全額控除になる

全額小規模企業共済等掛金控除として申告できます。年間で最大816,000円ですね。

年金保険の控除と比較すると、相当節税効果が高いですね。

個人事業主としては、かなり魅力的だと思います。

3.死亡しても全額受取れる

公的年金は受給までに亡くなると支払ったお金の返金はありませんが、iDeCoなら積立てていた資産は返ってきます。

もし自分が死んでも家族にお金を残せます。

ただ、手続きをしないと支払われない様なので、家族にiDeCoで積立てている事を共有しておきましょう。


デメリット

  1. 資金拘束が長い
  2. 毎月の積立額の変更が年1回しかできない
  3. つみたてNISAより魅力的な商品が少ない
  4. 受取り時、税金が掛かる

1.資金拘束が長い

年金なので受給開始まで売却ができないのは大きなデメリットです。

他の投資に回す・新しい事業のチャンスがあっても自由にできるお金がないという事になります。

月の満額運用ではなく、余剰金での運用にしたくなります。

2.毎月の積立額の変更が年1回しかできない

公的年金の種類によって月の運用額が変わるのですが、その運用額を変更できるのは年1回になります。

個人事業主であれば、最大月68,000円で運用できるのですが結構大きな額になります。

1度しか変えれないとなると、お金に余裕がない時に運用額を下げる為に残しておきたいと思います。

ちなみに、SBI証券さんに問合せてみたんですけど、個人事業主から会社員になって掛金が減る場合は、1回に含めずに変えてくれるそうです。税務署で監視してくれてるそうです。

3.つみたてNISAより魅力的な商品が少ない

金融庁の基準をクリアしているつみたてNISAだからか、iDeCoの商品てつみたてNISAと比較すると魅力的な商品が少ないイメージがあります。

ですので、購入する商品はしっかりと厳選しないといけないと思います。

4.受取り時、税金が掛かる

iDeCoは、NISAと違って売却時に税金が掛かります。

しかし、一括で受取る場合は退職所得控除、分割で受取る場合は公的年金等控除が適用されます。
両方を組み合わせて受取る事もできます。

国税庁で公開されているのですが、年数・額で控除が変わるので確認してもらいたいです。


退職金を受け取ったとき(退職所得)

勤続年数がiDeCoの加入年数になりますが、例えば20年加入なら800万円以下を一括受取りすれば税金が掛かりません。


公的年金等の課税関係

65歳以上で分割で受取る場合は年間110万円以下なら税金が掛かりませんので、月91,666円以下で分割すれば税金が掛かりません。
受取る期間を調整して、この金額以下の受取りにすれば良いという事になります。

数十年後にインフレが起きているかもしれないですし、いつまで生きるかわからないので、保障はできないのですが、
一括受取りと月約9万円が非課税で受取れ、国民年金の約6万円を受取り、ここにNISA等の運用も入ると思いますので、生活は問題ないのではないでしょうか。


計算器を作ってみました。

退職所得控除

勤続年数(iDeCo加入年数) ※勤続年数(iDeCo加入年数)の端数の月は切上げ
退職所得控除額

公的年金等控除

年金(iDeCo)を受取る年齢
公的年金等に係る雑所得以外の所得に係る合計所得金額


公的年金等の収入金額の合計額
公的年金等に係る雑所得 税金

口座開設

iDeCoは複数口座開設できないので、僕はすでに開設しているので手順の解説はできないのですが、
必要なものが

  • 年金手帳
  • マイナンバー

が必要になります。

年金に関連付けるので基礎年金番号が必要になります。

複数口座開設できない様に税務署で監視しているからかマイナンバーが必要になります。

僕は、SBI証券さんで開設しているのですが、口座を開設して

iDeCo 確定拠出年金をクリックして申請します。

申請書等が郵送されてくるのですが、税務署に問い合わせたりしてるのか2週間とか掛かって忘れた頃に来ると思います。


購入する商品について

投資のプロに運用を任せる投資信託とは
インデックスファンドを購入するならETF(上場投資信託)でいいんじゃないの?となるかなと思うんですけど、iDeCo・つみたてNISAは投資信託を購入する事になるので、投資信託について説明したいと思います。概要ETFで記事は書いたのですが、中...

iDeCoが優秀な制度だと感じても、どの銘柄を購入するかとなると思われるかと思ったので、投資信託の記事を書いてみました。

企業銘柄
三菱UFJ国際投信eMAXIS Slim 米国株式

僕のおススメというか、購入している商品も紹介してみたいと思います。


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