僕がつみたてNISA・iDeCoで投資をおススメする理由にインフレが起きるという事があります。
概要
日銀が年2%のインフレを目指してるみたいなんです。
2%の「物価安定の目標」と「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」
ここで、実際にはありえないとは思うのですが毎年2%の物価上昇が継続したと仮定すると、
1.02 × 1.02 × 1.02 × ・・・ × 1.02
で単純計算すると、
年数 | 倍率 | 価値 |
---|---|---|
0年 | 100% | 100万円 |
10年 | 121.9% | 約82万円 |
20年 | 148.6% | 約67万円 |
30年 | 181.1% | 約55万円 |
40年 | 220.8% | 約45万円 |
20年で約1.5倍になります。
100万円を持ち続けて20年経過すると約67万円の価値に目減りしてしまいます。
銀行に預けているだけで、資産の価値が下がっていきます。
さすがにここまでは上昇しないとは思いますが、物価上昇を目標としているので全く上がらないという事はないと思います。
インフレについて
気が付きにくい形で値上がりが起こったりしています。
- 便乗値上げ
- ステルス値上げ
便乗値上げ
税率が上がるタイミングで、購入価格が上がるからとしれっと値上げする事があります。
よく便乗値上げで例に出されるのが、100円で販売されていた缶ジュースかと思います。
本体価格が100円で変化しなければで考えます。
0% | 3% | 5% | 8% | |
---|---|---|---|---|
100円に対する税込み価格 | 100円 | 103円 | 105円 | 108円 |
実売価格 | 100円 | 110円 | 120円 | 130円 |
差額 | 0円 | 7円 | 15円 | 22円 |
消費税が導入されて100円の缶ジュースが自動販売機で1円玉を3枚入れるのは不便だってことで、3%ではなく10%の値上げになりました。
自動販売機の利便性をとったという事ですが、7円の値上げをしました。
次は、消費税が3%→5%に増税しました。
本体価格100円の缶ジュースなので105円なので、110円の代金でも消費税を納税してもお釣りがくるはずです。
実際には10円値上がりして15円の値上がりがしています。
次は、消費税が5%→8%に増税しました。
今回も本体価格100円なので108円になっても110円でもお釣りが来ます。
しかし、さらに10円値上げして22円の値上げになっています。
消費税増税に便乗して消費税以上の値上げをしています。
ここで、前提として缶ジュースの本体価格は100円として計算したのですが、消費税が3%に増税して缶ジュースが110円に値上げした時点で物価上昇として、この缶ジュースの本体価格は110円(税込み)になっています。
消費税が5%に増税する時には110円から120円に値上げをしています。
ステルス値上げ
値上げはしていないけど、内容量が減る・サイズが小さくなるという事で実質の値上げをばれにくい形でする事があります。
最近、20数年ぶりに駄菓子屋に行ってみたのですが、懐かしい思いするする中で内容量の減り方にショックを受けたのを覚えています。
ちょっとずつ減っていったのだと思うのですが、20数年ぶりの自分からは内容量が半分になってるとかわかると驚きました。
赤月ゆにさんが嘆いてました。
オタク趣味とかが嫌いな方だと見ないでおいてください。
年代による差異
年代によってはインフレ率が異なるという現象もあるとのことです。
これだけ聞くと、同じ日本に住んでるのにおかしな事を言うなと思われそうですが、どういう事かと言いうと。
店舗で購入する商品に関しては、上記で説明した値上げは発生していると思います。
しかし、店舗を持っていないショップであれば値段を安くできます。
ほかにも、NTTさんが最近発表したahamoの申し込みがネットから限定と発表がありました。
ネットショップの楽天経済圏というポイ活もあります。
ネットを活用できれば、デフレにすらなるとの事です。
デジタルデバイドによって、インフレかデフレか変わってくるという事です。
一般的に、年代が上がればデジタルリテラシーが下がり、年代が下がるとデジタルリテラシーが上がる傾向がありますので。
年代が上がるとインフレとなり、年代が下がるとデフレとなる。
という現象が起きているという事です。
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