エンジニア系のブラック企業で働いていたら心の病(鬱)になった話

いらすとや_心の病 フリーランス
僕がエンジニア系のブラック企業で働いていた話
ちょっと自分語りでもしてみようかと思います。 ブラック企業かどうかは、その方の考え方なのでホワイト企業じゃんと思われるかもしれませんが、初めて勤めた企業が大変でした。

前回、ブラック企業で働いていたって記事を書いたんですけど、その弊害かなという感じで病気(鬱)になったってのを書いてみたいと思います。


2社目

2社目は、病気とは関係ないんだけど。

1社目の会社で経験した制御盤設計会社でビルの電力管理システムを販売している会社に、制御盤設計の経験と1件だけのVB.netの経験を武器に内定を貰って勤務することになりました。

入社して、2週間程C++を勉強する時間を頂いてC++で業務を始めました。
2年目には、Armadilloを使ってのC言語の組み込みの案件をやらせてもらえる様になりました。

会社にC++のソースコードもあるので、お金を貰いながら勉強できて幸せな環境でした。
昔は講演会を開くレベルのプログラマーさんも在籍されていた歴史ある会社できれいなソースコードがあり、僕のソースコードの記述はここで培った感じです。
昔という事はWindowsとかってのより昔って事で、相当の実績のある会社でした。

完全未経験でC言語・C++・Linuxと対応させて頂いて幸せな環境でした。

しかし、幸せな時間も長くは続かず、会社の業績が悪くなってリストラが始まりまた。
制御盤製造の会社で製造工場を持っているから製造に携わっている人・工場を守る方向に動かれたんだと思うんですが、システム開発部が潰されてしまいました。
システム開発部の部長さんまでも退職となりました・・・

僕は年齢で引っかからなかったので、制御盤設計の部署に異動になりました。
前職でやっていたので業務はできたんだけど、プログラマーになりたくて入った会社だったので退職しました。


3社目

3社目は、初めて完全にソフトウェア会社に勤務することになりました。
VB.netの案件1つを武器に制御盤設計会社でプログラマーの世界に足を踏み入れて、ついに完全なプログラマーになりました。
自社開発のソフトウェアと自社開発の組込み機器を販売している会社でした。

完全なソフトウェアハウスに入ったからと喜んでいたんですけど、いざ会社のソースコードを見てみたらコピペコードが多いし・8割方同じなのに別関数とかが散逸しているし・他製品と同機能なのに実装方法が異なったりと、前職のソースコードと比較して質が低いと感じてしまう事もありました。

2年ほど頑張って開発を行っていたのですが、
許可をとって、何個かある製品で共通で利用できるライブラリーの開発を始めました。

かなり統一化が行われて、自分的に満足していたのですが、
前のバージョンで出荷する時に、リンクするライブラリーのバージョンを間違えてしまって、不具合が発生してしまいまして。

上司からは、
「社長は、品管がみつけるべき問題だった。」
と認識されているから気にせずに開発をすれば良いと言われたので、再発防止だけ考えて気にしていませんでした。

そのまま開発を続けていて、「今回の製品はこのバージョンのライブラリーを使用しているからこの辺りも影響が出る可能性があるかもしれません」と品管に引渡したところ、
品管から「機能と関係ない箇所は何も変えるな!」
との立場でしたので、極力ライブラリーを更新しない様になっていきました。

社長は「積極的に新しいことをして、新製品を作っていく」
という方針を言われていました。

品管からは、関係ない箇所の変更はするな。既存の不具合を修正して動作が変わっては問題なので修正はするな。と言われ。
社長からは、新しい機能・新しい製品を作れ。と言われ。

どっちに従っていいかわからないという事で悩んでいたら。
板挟みみたいに書いてみたけど、ライブラリーは製品が良くなると思ったので自分でスタートした事なので、これができなくなるというのがイヤだったのかとは思います。
下痢がひどくなっていたり等ありまして。
とりあえず、病院に行ってみました。

社会不安障害という診断を受けまして、症状聞いてたら誰でもそれぐらいあるんじゃないの?
という感じのものだったんですけど、これが原因で軽い鬱という診断でした。

軽いって事だったんで、そのまま働いていたんですけど。

上司からは、
「私と君で同じ仕事をやっていて、私には家族がいる。
ストレスは私の方が高いはずなので、君だけが病気になるというのはおかしい。」
って感じで理解はしてもらえなかったです。
君の方が楽な業務をしている等とは言われなったのが、ありがたいなと思った記憶はあるのですが。

その後、出社できなくなりまして。

色々あったんですが、上司には電話で退職すると伝えまして。
社長から書面が必要ということで、なかなか退職の処理は進まなかったみたいです。

あまり覚えていないんだけど、頑張って出社して退職届持っていきました。
リップサービスかと思うんだけど、「君に雇われ人は合っていないから起業するなら手伝う」とかそんな事を言われた様な気がするんだけど、当時は働く気もなかったのであまり聞いていなかったです。

なんか退職金いっぱいもらいました。

結局、1年ほどお休みする事になりました。
ちなみに、傷病手当金というものを頂いて生活していました。


心の病

心の病(鬱)って病名が付いて初めて病気になると思っていまして。
病院に行って病名が付くのがイヤだったので、1社目のブラック企業かなというところで調子悪くても病院には行きませんでした。

なんか社会的に不利になるのかとか思い込んでて、なかなか病院には行けませんでした。

僕の持論になるのですが、

医者って症例は多くを診ているが、医者自身は心の病になっていない。
本人の症状に関しては、本人が一番理解している。

内科・外科での臨床研究は人間という対象を診ているので、誰でも適応できる研究になっていると思います。
臨床心理学って統計の学問だと思っています。

こういう症状が出たらこういう事が原因の確率が高い等、こういう症状がでたらこういう事で症状が改善する確率が高い等。
統計的に改善する可能性の高い方策を提案してくれると思っています。
本人の症状は、その人にしかない症状かもしれません。自分の心は必ず自分が一番理解しています。医者の方が理解しているという事はあり得ません。

病院に行かずに、自分で解決しろと言ってるわけではありません。
僕には、自分の症状しか理解できません。

もし、似た様な症状でここに迷い込まれた方がいたら、すぐに病院に行けと言いたいところです。
病名が付いて、労務不能と診断されていないと傷病手当金を頂けないという事もあります。

どうしても病名を付けたくないって時は

  • 認知の歪み
  • 認知療法

で検索してみてください。

学問の分野に関しては、素人の僕が口を出す事じゃないと思いますが、自動思考は本人がどう捉えるかを、自分自身と真剣に向き合う必要があると思います。

こういう考えは、病気関係なしに人生を楽に生きれるので有用だと思うのですが、
しんどかったら病気で薬を処方されて、ゆっくり治す方が良いです。

ブラック企業で働いていた頃は、この会社で頑張る以外の道が見えていませんでした。
こういう視野の狭くなった状態は、判断にあたってとても危険です。

僕は、何度も転職していますが不利になった事はありません。
というか、転職する度に給料は上がっています。

と、何故か自分の心の病の話から、他に同じ悩みを持たれてる方へのアドバイスになってしまいました。

僕の場合、なぜだかわからないのですが心の病になる友達が何人もいて、相談できたんだけど相談できる友達がいなかったら大変かなと老婆心で書いてみました。

あと、

  • マインドフルネス

というものも検索してもらうと役に立つと思います。


認知の歪み

素人なので、あまり詳しく書かない様にしたいと思っているのですが、概要だけ説明しておきたいと思います。

僕が病院に行って、初めに心理テストみたいな感じのやって認知の歪みというものを指摘してもらいました。

自分の認知の仕方が歪んでいるせいで、捉え方がマイナスになってしまうんです。

認知が歪んでいるから、自動思考として考えている内容が良くない事になっているのですね。

指摘されて目から鱗だったのが、ずっと自分の中でモヤモヤしている事があって、
「相手はそんな事、覚えてもいないですよ。」
と言われて、確かにそうだな。何を気にしているのだろう?となりました。
ただ、頭で理解できてもなかなかそれが頭から消えないから問題なんですが。


心の病の治療は、認知の歪みを強制して自動思考される考えを改善していくという事になります。

でも、認知が歪んだ経緯は人それぞれ千差万別です。
何かトラウマになった経緯があるのかもしれません。
自分に向き合って、どうしてそういう思考になるのかを真剣に考えて改善していく必要があります。

おそらくなのですが、認知が歪むほどの経験をしたのであれば、心にストレスを感じる経験があったのだと思います。なかなか他人に打ち明ける事ができないと思います。

自分と向き合うと自分が醜くみえてしまう事もあると思うんですが、価値がないなんて事はありません。
そう感じてしまうのが良くないと思います。受け入れて克服できるはずです。

記録をとってこの対応をとった場合はこういう感情になった等を残して、自分に合った行動を理解していく事も必要だと思います。


本人だけの改善法

本人の症状は本人にしかわからないという事と同じで改善方法も変わってくると思っています。

心の改善法じゃないんだけど、とあるメンタリストさんが
鬱に効果のある趣味にボルダリングを挙げれていました。

僕は病院に行く2年ぐらい前から週3日ぐらい趣味としてボルダリングをやっていまして。

医者から、ボルダリング意外に趣味を見つける様にという事で、ゲームを勧められました。
とにかく熱中できて他の事を考えない趣味を探しなさいとの事でした。

統計を取ると、ボルダリングをやっているとボルダリングだけに熱中できて思考を妨げられないから、大多数の鬱になる方にはボルダリングはおススメできるという意味合いだと思っています。


まあ、メンタリストさんと僕のボルダリングに対する考え方が違っただけかなとは思っているんですけどね。
おそらくメンタリストさんはボルダリングは数回経験した程度だったのでがむしゃらにできたからおススメしてたのかと思います。
本気でボルダリングやってるとわかるのですが、ボルダリングって2,3分登って10分休憩しながらコースの登り方を考えるんで思考してる時間が多いんですね。

僕は、散歩が良かったです。
家の近くに河川敷があるんで、1日3時間とか歩いてました。


幸福物質(セロトニン)

医者じゃないので詳しい事はわからないのですが、心の病になる人は幸福物質のセロトニンが少なくなります。

治療では、まず幸福物質を増やす事をします。

僕は、そんなに症状が大変ではなかったのでレクサプロってのを処方してもらってました。
レクサプロは、飲んでる時はちょっと影響はあるけど飲まなくなってからは副作用はないという事で薬に頼ってました。

でも、本当は幸福物質が少なくなったら太陽に当たるのが良いとの事です。
30分程日光浴をすると幸福物質が生成されるそうです。

コロナで在宅勤務になって2週間とか一切外出せずに働いてたら、また心が重たくなって病院にレクサプロ処方してほしいって行ったら、
太陽浴びろ
って追い返されました。


マインドフルネス

やり方とかは、マインドフルネスで検索してみてください。

とりあえず、マインドフルネスが何かなんですけど簡単に言うと瞑想です。

今に集中することで雑念を捨てる事をトレーニングできます。
呼吸のみを意識して、他の事は考えません。

たぶん、本来の利用方法じゃないと思うんだけど、僕はこれをルーティーンみたいに思ってて
ボルダリングとか集中したい時に、短時間だけマインドフルネスをやる事で集中できると思ってます。
本当はちゃんとした時間やるべきなんだと思うんだけど。


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