初めて、自作PCを作られようとしてる方向けの記事で詳しくは書いていなかったので、個別の記事としてマザーボード選定の記事を書きたいと思います。
目次
概要
CPUとピン数を合わせるので、CPUを選定していないとマザーボードを選定できません。
ただ、Core iシリーズでピン数は同じなのに互換性はないという事もあったので、ちゃんと選定しないといけないのですが。
あと、PCケースのサイズより大きなマザーボードは収まりません。
- ATX
- MicroATX
- Mini-ITX
ATXのPCケースにMicroATXのマザーボードは収まりますが、
Mini-ITXのPCケースにMicroATXのマザーボードは収まりません。
チップセット
CPUとその他の周辺機器との橋渡しをするものです。
チップセットによって接続できるパーツが決まるという事で、どのチップセットにするかを考えます。
まあ、カタログスペック見て必要なパーツを付けれるかを確認してマザーボードを選定しても良いんですが。
端子の数
USBの接続数、LANケーブルの規格、SATAの接続数、M.2のSSDが接続できるか等の必要な端子があるマザーボードを選定します。
最悪、PCI Expressに空きがあればSATAとかUSBの端子は増設できます。
ちなみに、USBはハブで数増やすと最大127個まで接続できますが、バスパワーだと電力が足りなくて困ったりします。
規格
マザーボードの規格で意識しなければいけないのは、この2点になります。
- ソケット形状
- ケースサイズ
ソケット形状
CPU選定を先にしていると思いますので、CPUが挿さるソケット形状を選択します。
- 第11世代Core i
LGA2011
- Ryzenシリーズ
Socket AM4
といったソケット形状の中から選定します。
ケースサイズ
メジャーなケースサイズは、
- ATX
- MicroATX
- Mini-ITX
になります。初めての自作PCであれば、この中から選べば良いと思います。
PCケースを選定していると思いますので、PCケースに収まる一番大きい規格にすれば良いと思います。
選定方法
チップセット
Core iシリーズ
- INTEL H470
- INTEL Z590
の様に、アルファベット1文字・数字3文字になっています。
(昔は2桁の文字でしたが、今から自作するなら気にしなくて良いです。)
3桁目の数字がどのソケット形状に対応するかを示しています。
ソケット形状 | Core iシリーズ世代 | |
---|---|---|
500番台 | LGA1200 | 第11世代・第10世代 |
400番台 | LGA1200 | 第11世代・第10世代 |
300番台 | LGA1151 | 第9世代・第8世代 |
200番台 | LGA1151 | 第7世代・第6世代 |
記号の意味
アルファベットは、「Z」「H」「B」があります。
「Z」が、ハイエンドモデル
「H」が、ミドルモデル
「B」が、コスパモデル
と考えてもらって良いと思います。
Z
オーバークロックに対応しています。
CPUで「K」付きのものを選定している場合は、「Z」付きのマザーボードを選定しましょう。
Ryzenシリーズ
- AMD X570
- AMD B450
の様に、アルファベット1文字・数字3文字になっています。
3桁目が大きい方が最新のチップセットになります。
Ryzenシリーズであればソケット形状は、Socket AM4で同一ですが対応しているか確認してください。
AMDのページに対応表があります。○と×で書いてくれたらいいのになぁとか思ったりするのですが。
記号の意味
アルファベットは、「X」「B」「A」があります。
「X」が、ハイエンドモデル
「B」が、ミドルモデル
「A」が、コスパモデル
と考えてもらって良いと思います。
X,B
オーバークロックに対応しています。
おススメのメーカー
マザーボードのメーカーも色々あって、どこにして良いかと思われると思うのでおススメを書いてみます。
ただ世界シェアが多い、昔から信頼されているメーカーなのですが。
- ASUS
- GIGABYTE
- ASRock
- MSI
ASUS
台湾の電機機器メーカーです。
マザーボードの世界シェアNo.1を10年近く取っています。
3月は、ASRockに世界シェアNo.1を取られたのですが。
日本のシェアは16年連続No.1です。
ちなみに、読み方は日本法人が「エイスース」だと発表しています。
4位まで書いたんですが、僕はほとんどASUSのマザーボードを購入しています。
GIGABYTE
こちらも台湾のメーカーです。
世界シェアではASUSに次いで、No.2です。
ASRock
こちらも台湾のメーカーです。
ASUSの技術者が独立して起業しています。
MSI
やっぱり台湾のメーカーです。
マイクロスター・インターナショナルの略称がMSIになります。
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