減量とか筋肉の話を書いたら、こういう話も書いた方がいいかと思って書いてみます。
ボルダリングって、いかにウェイトを落として筋肉を付けるかというのが大事であるため、
減量が大事になってきます。
そんな中で炭水化物抜きダイエットという、
手軽にできて手早く成果の出る減量が魅力に感じると思います。
でも、この炭水化物抜きダイエットというのはとても危険だという事をお伝えしたいと思います。
炭水化物抜きダイエットの問題点
前提条件として把握しておいてもらいたいのが、
- 筋肉は脂肪の1.2倍程重い
- 脳の栄養は糖のみ
炭水化物抜きダイエットをやると、脳が必要とする糖が足りなくなります。
脳が機能しなくなると人間は生きていけなくなるので体はどうにかしようとします。
で、そこで対応するのが筋肉のタンパク質を分解して糖にします。
これで脳が必要とする糖が用意できます。
要は、炭水化物抜きダイエットをすると、筋肉を落として体重を減らす事ができます。
脂肪より重い筋肉を落としているので減量という観点でいくと、
とても効率よくできている様に見えます。
でも、減量に成功したからと意気揚々とボルダリングに行くと、
筋肉が落ちてるので登れない(>_<)ってことになると思います。
筋肉が落ちてるから代謝が悪くなっちゃって、
脂肪を落としにくい体になる問題もありあます。
なにより、脂肪が落ちていない。
炭水化物抜きダイエットの危険
若い方が炭水化物抜きダイエットをしても、すぐに筋肉を戻せるので問題ないかと思いますが、高齢でやってしまうと筋肉・骨の材料になるタンパク質が不足するという事態に陥ります。
骨の材料が足りずに骨折する→筋肉量が落ちているのに運動量が減る→減っている筋肉がさらに減る→運動ができなくなる
となってしまうと、寝たきりになるリスクすらあります。
炭水化物抜きダイエットを行う場合
炭水化物抜きダイエットをやっていいのは、
- 一日に肉600g等のタンパク質を摂取する
- 筋肉を落としたい箇所、筋肉を付けたい箇所を明確に意識している
等を考えている方だと思いますが、
きちんとトレーナー・お医者さんの指導の下やらないと危険だと思います。
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