OS起動用に速度の速いSSD、データの記憶用に大容量のHDDという運用がおススメと書いたのですが、
手順について説明したいと思います。
概要
デスクトップ・ドキュメントといったフォルダーは、インストールしたOS内に生成されます。
デフォルトの保存場所は、この様なフォルダーになるため別ディスクを用意していてもOSをインストールしているSSDの容量が圧迫される事になります。
今回の手順では、
- Cドライブ:SSD
- Dドライブ:HDD
で、説明をしています。
フォルダーの種類
エクスプローラー上の表示は日本語になったりしますが、実際のパスは英語表記になります。
- Default
- Public
- (個人ユーザー)
OSをCドライブにインストールしているのであれば、
C:\Users
にユーザーフォルダーが生成されます。
の3種類のフォルダーが生成されます。
Default
新規にユーザーを作成した際に設定されるデフォルト設定。
今回のディスク移動には、あまり関係ありません。
Public
複数ユーザーで使用している際の共通設定。
アプリインストールの際に[全ユーザーで使用する]等にチェック入れると、こちらのフォルダーに保存されます。
複数ユーザー作成していなくてもデフォルトで保存される場所になりますので、変更を行いたいです。
(個人ユーザー)
ログインしているユーザーの設定。
僕の場合「shibaken」になっているけど、設定したユーザーのフォルダーが生成されています。
一般的にログイン後に表示するデスクトップ・ドキュメントフォルダーはこちらになります。
設定の変更
エクスプローラーで変更したいフォルダーに移動して、右クリックコンテキストメニューよりプロパティを選択します。
表示するプロパティで、[場所]タブを選択します。
変更後のフォルダーを指定します。
[OK]ボタンをクリックすると、[フォルダーの移動]ダイアログボックスが表示します。
現在のフォルダーに存在するファイルを移動するのであれば、[はい]ボタンを選択します。
対応範囲
最低限、「(個人フォルダー)」全てを移動しておきたいです。
Public
「Public」も移動しておいて良いと思います。
ユーザー追加する予定がなく、自分ひとりで使用するのであれば、
「(個人フォルダー)」「Public」を同一フォルダーにしてしまって良いと思います。
確認ダイアログボックスが表示しますが、「はい」ボタンをクリックすれば移動ができますが、
一度統合してしまうと分離できなくなりますので、注意が必要です。
「Desktop」フォルダーだけは統合してはいけません。
「Desktop」フォルダーが多重になり、2つづつ表示する様になってしまいます。
余談
移動はディスクのみではなくNASにもできます。
複数台PCを所持しているなら、NASを使用してデータの受け渡しを行うかもしれません。
全PCで設定することで、共通の設定で使用できます。
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